食養生コラム|日々の生活から考える食養生/高雄病院・京都駅前診療所【漢方・アトピー・糖質制限食糖尿病治療】

main-title.png

京都高雄病院では、漢方・アレルギー治療・糖質制限食での糖尿病治療を行ってます。

高雄病院・京都駅前診療所トップページ > 食養生 > 食養生コラム|日々の生活から考える食養生

毎日の食事から考える「漢方の食養生」

日々の生活から考える食養生


b1.jpg

お茶とコーヒー

お茶とコーヒーはどちらもカフェインを含む飲物ですが、漢方的にはずいぶん性質が異なります。お茶は気を降ろし、コーヒーは気を昇らせます。気の動きが上下逆なのです。イライラ、のぼせ、怒りっぽいなどは気が昇った症状ですからお茶で降ろすのがいいのです。逆に寝起きの悪い人は、朝から気が起き上がりにくい体質ですので、コーヒーで気を昇らせてあげれば、シャキッとし易くなります。漢方的にはモーニングコーヒーの意義はここら辺にあるんでしょうね。

b2.jpg

アトピーはコーヒーに注意を

先のコラムと関係がありますが、コーヒーは人の気を上と外に向かわせます。だからシャキッとするのですが、アトピーのように肌に炎症(肌熱)を持っている人では、肌に気が行き過ぎて炎症が悪化することが少なくありません。チョコレートやココア(カカオマス)にも似たような性質があるため、しばしばアトピーの悪化要因になります。煎茶、焙じ茶、紅茶など茶葉からできた御茶をお勧めします。ハトムギ茶も特異体質でなければお勧めです。

b3.jpg

朝の低血圧にコーヒーとチョコ

アトピーでは要注意のコーヒーとチョコですが、朝低血圧でフラフラする人には、逆にお勧めです。太陽が昇る朝という時間は、陰陽説で言うと人体の陽気がヨッコラショと起き上がるべき時間帯。低血圧の人は陽気が昇ってくれないのです。そこで、朝コーヒーとチョコレート(少量で良い)の力を借りれば薬膳的に気をアップしてくれる身近な漢方治療になります。1ヶ月ほど続けてみましょう。それでも駄目なら本当の漢方薬の出番です。

b4.jpg

花粉症の食養生

スギやヒノキの花粉は花粉症の引き金を引く要因ではありますが、原因ではありません。原因はその人の体質にあります。普段から乳製品、揚げ物、菓子パン、スナック菓子、ビール、炭酸飲料などを摂取していると、胃腸を中心に痰飲(たんいん)という余分な水気が粘った物が貯まると漢方では考えています。これが春という季節の気と花粉による上昇作用とによって顔面部に持ち上がってきて、鼻水や涙として溢れ出るのです。この季節、気を昇らせるコーヒーやチョコレートは気の上昇を助長して、花粉症を悪化させますので控えめにしましょう。夜更かし寝不足も、気を上昇させます。朝食を含めて和食と早寝を心がけましょう。漢方薬も花粉症に効果的です。

b5.jpg

便秘に良い食べ物は

まず冷え症がある女性は、日頃から温かい物を摂るようにしましょう。氷の入った水や冷蔵庫の物をそのまま飲んだり食べたりしないように。胃腸を温めることで、胃腸の蠕動を高める素地を作ります。その上で食物繊維の多い、海藻や豆類をたくさん摂りましょう。朝の味噌汁にワカメなど一石二鳥ですね。運動不足による便秘も少なくありません。歩行(出勤の時にちょっと遠周り)や体操なども取り入れましょう。湯船に浸かってお腹を向かって時計回り(大腸の蠕動方向)に手で押さえながらマッサージするのも良い方法です。漢方にはその人に合わせたいろいろな便秘の処方があります。

b6.jpg

乳製品のとりすぎに注意

漢方医学から見た乳製品の特徴は「潤い」を与えることです。ですから、世界的にも乾燥地帯での食文化です。しかし日本は周囲海に囲まれ、山川の多い風土ですのであまり馴染みません。乳製品をとりすぎれば体の中に湿気を作ります。漢方ではこれを内湿と呼びます。内湿は時間と共に粘稠さが出てきて痰飲(たんいん)になります。痰飲はアトピー、花粉症、喘息といったアレルギー疾患と深く係わっています。日本人は古来、小魚などからカルシウムと様々なミネラルをとってきて、骨や足腰の強い体を作ってきたのです。カルシウムだけで骨を強くするのではないのです。

ENTER

illust_bana_kanpo.jpg

簡単にわかる漢方のマメ知識をお医者さんがわかりやすくご紹介します。

かんたん漢方コラムLinkIcon

illust_bana_yojo.jpg

漢方の観点から考えた食養生について、日常生活で使える豆知識を紹介。

食事から考える漢方の食養生LinkIcon